シングルユース鼻咽喉鏡で業務負荷の軽減を期待
耳鼻咽喉科(ENT)レジデントが負担軽減を実感
デンマーク耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会(DSOHH)年次総会で発表された研究で、耳鼻咽喉科(ENT)レジデントが救急外来において診療を行うにあたり、aScopeTM 4 ライノラリンゴによって業務負荷が有意に軽減されることが明らかにされました。
2つのポイント
- シングルユースのaScope 4 ライノラリンゴは処置のたびに新品を使用することができ、経年劣化の心配が不要。
- 静止画や動画を記録する機能により、医師と患者間だけでなく、医師同士のコミュニケーションがより円滑になることが期待できる。
シングルユース鼻咽喉鏡でコスト削減にも期待
SUNY Upstate Medical Universityの研究者が、リユーザブル鼻咽喉鏡とAmbu社製シングルユース鼻咽喉鏡 aScope™ 4 ライノラリンゴのコストおよびそれらの性能を比較する独自の研究を行った結果、aScope 4 ライノラリンゴはリユーザブル鼻咽喉鏡と比較して、遜色ない結果を得ました。
シングルユース鼻咽喉鏡はリユーザブル鼻咽喉鏡に代わる選択肢となる可能性があります。Walczakらによる研究(2020年)では、aScope 4 ライノラリンゴ スリムはリユーザブル鼻咽喉鏡よりも全体性能が優れていると評価され、シングルユースソリューションについて次のような結論に達しました:
- リユーザブル鼻咽喉鏡より、セットアップの簡便さに優れ、全体性能評価が高い。
- リユーザブル鼻咽喉鏡より、病院内でのスコープの入手、運搬、廃棄の点で利便性が高い。
- リユーザブル鼻咽喉鏡より、入院患者の診察においてコストを抑えることができる。aScope 4 ライノラリンゴは入院患者の診察において、コストを抑える選択肢になりうる。
軟性内視鏡による耳鼻咽喉科手技の97%で使用に肯定評価
耳鼻咽喉科医によるAmbu® aScope 4 ライノラリンゴ スリムの評価方法
最近の研究にて、8カ国117人の耳鼻咽喉科医に対し、経鼻内視鏡検査、喉頭鏡検査、咽頭鏡検査などの内視鏡による耳鼻咽喉科の予定症例へのシングルユース内視鏡の使用を依頼しました。参加した医師は手技後すぐに、シングルユース内視鏡の性能と使いやすさについて調査票に記入しました。手技の大部分は問題なく実施されました。
操作性、画質、機能性のポジティブな評価
さらに、医師はスコープの操作性と画質に関して肯定的な意見を示しました。画質は、Ambu® エービュー モニタを使用して評価しました。結果は良好でしたが、新しいAmbu エービュー 2 アドバンス モニタを使用するとさらに良い結果が期待できます。
下記のリンクよりホワイトペーパー要約をダウンロードして概要をご確認ください。
通常のリユーザブル内視鏡への変更
合計262件の手技(97%超)がシングルユース内視鏡で良好に行われ、8件の手技(3%未満)で、医師は手技中に通常使用しているリユーザブル内視鏡に戻す必要がありました。